岩手医科大学は1928年に岩手医学専門学校として創立され、1947年に財団法人岩手医科大学に昇格。1951年に学校法人岩手医科大学となった。
内科学教室は創立時より大内科制を取っていたが、1956年より内科3講座制となり、内科学第1講座として独立した。

【1956〜1966年 初代 工藤祐三教授】
消化器疾患・血液疾患などを中心とした診療、研究が行われた。研究面では特に胆道・膵疾患の病態生理に関する研究が積極的に行われ、胆道ジスキネジーの分野で多大な成果を上げた。

【1966〜1984年 第2代 海藤 勇教授】
消化器病、肝臓病分野の診療、研究体制の充実を図り、今日の基礎を作られた。特に肝性昏睡の分野では我が国でも最先端の治療および研究成果を上げた。また、糖尿病の分野でも診療、研究の充実を図り、代謝部門として独立した体制を確立した。

【1984〜1998年 第3代 佐藤俊一教授】
消化器病、肝臓病、糖尿病についての各診療グループ、研究班の更なる充実を計られた。ことに、劇症肝炎の治療を含めた肝不全の病態研究と治療では、東北随一の施設として活動がなされており、国内的にも高い評価が得られた。また1993年からは岩手医科大学附属花巻温泉病院内科が開設され、本学との連携をとった入院・外来診療が行われた。

【1999年〜現在 第4代 鈴木一幸教授】
消化器病、肝臓病、糖尿病の各診療・研究グループは包括医療を含めた診療体制の変化や、研修医体制といった時代の流れに対応すべく、研究だけでなく臨床・教育の面でも新たなシステムを立ち上げ、発展を遂げつつある。劇症肝炎の治療を含めた肝不全の治療に関しては、東北各地からの紹介患者も多く、国内的に肝不全治療センターとしての高い評価が得られている。さらに全国の研究機関との肝不全の病態研究に関する共同研究も盛んに行われている。消化器病、糖尿病についても多数の入院・外来患者を担当し、県の基幹施設としての役割が益々確立されている。

● 現在の診療・研究活動の概要と目標
現在、教室では一貫して消化器病を中心とした研究と診療を行っている。実際には、3つの診療、研究班に分かれて活動しているが、消化器疾患の診療に関する基本的な専門技術(消化器造影、内視鏡、腹部超音波)は全員が修得できるように指導している。研究は消化管研究班(潰瘍、炎症性腸疾患、早期胃癌など)、肝臓病研究班(ウイルス性肝炎、肝不全、肝癌など)および平成15年12月より糖尿病代謝科が新設され、糖尿病研究班(糖尿病、脂質代謝)として常に臨床的な問題に根ざした研究を行うことをモットーにしている。

 
 
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